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ODBCドライバ・オンライン・ヘルプ
リリース2 (12.2.0.2.0)
E86138-01
2017年6月
ODBCとは
Open Database Connectivity (ODBC)は、1つのアプリケーションが多くの異なるデータソースにアクセスできるようにする標準インタフェースを提供します。アプリケーションのソース・コードは、データソースごとに再コンパイルする必要がありません。データベース・ドライバは、アプリケーションを特定のデータソースにリンクします。データベース・ドライバは、アプリケーションが特定のデータソースにアクセスするためにオンデマンドで呼び出すことのできるダイナミック・リンク・ライブラリです。したがって、アプリケーションはデータベース・ドライバが存在する任意のデータソースにアクセスできます。
ODBCインタフェースには次のものが定義されています。
ODBC関数コールのライブラリ。アプリケーションではこのライブラリを利用してデータソースに接続し、構造化問合せ言語(SQL)文を実行して結果を取り出すことができます。
SQL-99仕様に基づくSQL構文
エラー・コードの標準セット
データソースへの接続とログインの標準的な方法
データ型の標準的な表現
ODBCモデルのコンポーネントを次の図に示します。ODBCアプリケーション・プログラム・インタフェース(API)を介してドライバ・マネージャをコールして、モデルはODBCアプリケーションから開始されます。ドライバ・マネージャは、Microsoftドライバ・マネージャまたはunixODBCドライバ・マネージャです。ドライバ・マネージャは、ここでもODBC APIを使用してODBCドライバをコールします。ODBCドライバは、データベースAPIを使用し、ネットワーク通信リンク経由でデータベースにアクセスします。この図は、異なる3つのデータベースにアクセスするODBCアプリケーションを示したものです。
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